Windows用ソフト 【PXhcopy V2】

【ソ フ ト名】 ＭＩザウルス画面取得ツール
【配 付 方法】 フリーウェア
【転載  条件】 確認後転載
【ファイル名】 PXhcopy
【  作  者  】 トラップ-CXL00145_AT_nifty.com-
【圧縮file名】 PXHCOPY2.LZH
【動 作 確認】 Windows3.1,Windows95/98,WindowsNT3.51/4.0,Windows2000
【展 開 方法】 LHA解凍可能なソフトで解凍する。 [例] LHA e PXHCOPY2.LZH
【圧 縮 方法】 MS-DOS版 LHA V.2.13
【 Virus対策】 マカフィー社ウィルススキャンにて確認済み


　　　　　　　　　ＭＩザウルス画面取得ツール

　　　　　　　　　　　＜ PXhcopy.Exe ＞

　　　　　　　　　　　document   第３版

【概要】

　　ＭＩザウルスと、Windows3.1以上が動作するパソコンとを
　シリアルケーブルで接続し、ＭＩザウルスの画面イメージを
　フルカラービットマップファイルとして取得するツールです。
　（光通信では利用できません）

【特長】

　　パソコン側が16色,256色,HighColor,FullColorのいずれの
　モードであっても、常にフルカラーBMPファイルを出力します。
　ファイル名の自動作成はもとより、連続取込、クリップボード
　出力にも対応していますので、便利して頂けることでしょう。
　ご要望に応えて、マニュアル保存ボタンも付けました。

　　ハイクォリティな画面ハードコピーをどうぞ(^^)。

【動作環境】

　　ザウルス：QVGA(320x240)画面の全MIザウルスシリーズ対応。
　　　　　　　最新モデル MI-E1 にも対応済み！

　　　　　　　※VGA機 MI-EX1/TR1 は未対応です m(_ _)m。

　　ケーブル：CE-150TS, CE-150TM, CE-155TS, CE-170TS, CE-175TU
　　　　　　　及びこれに準ずる物。

　　　　　　　ザウルスとパソコンを接続できるシリアルケーブル、
　　　　　　　必要に応じて変換コネクタが必要。

　　パソコン：Win16APIが動作し、シリアルポートのスピードが
　　　　　　　57600bpsを出せるもの。486SX-33MHz, 16550A以上の
　　　　　　　スペックを推奨。

　　　こちらで確認した動作可能ＯＳは、Windows3.1, Windows95/98,
　　NT3.51/4.0, Windows2000Pro です。おそらく OS/2 上でも動作は
　　すると思いますが、あいにく手元にない為確認できていません。

　　　PC-98シリーズに関しては、旧い機種ではシリアルポートが
　　57600bpsに対応していないなど、動作しない可能性がある事を
　　ご承知おきください。

【インストール方法】

　　PXHCOPY2.LZH を LHA 等で解凍し、適当なフォルダにコピー
　するだけで結構です。特別なDLL等は一切必要ありません。

【アンインストール方法】

　　実行ファイル PXhcopy.Exe のほかに、Windowsのディレクトリ
　下に作成された PXhcopy.Ini ファイルを削除していただければ
　それで完了です。導入も削除もすっきり簡単です(^^)。

【使用方法】

　　１．ザウルスとパソコンをシリアルケーブルで接続
　　２．PXhcopy.Exe を実行
　　３．シリアルポートを選択（COM1 〜 COM8）
　　　　（USBケーブル CE-175TU 利用時はデバイスマネージャでご確認ください）
　　４．スピードは 57600bps 固定
　　５．自動保存か、手動保存かの選択
　　６．画像保存先のディレクトリ指定（自動保存時のみ）
　　７．【Start】ボタンを押す
　　８．ザウルス側で、以下のキーを押し画面内容を転送
　　　　【MI-E1の場合】
　　　　　　　[キーボード側の機能]を5秒以上押してから [ホームインデックス]
　　　　【MI-10,MI-500,MI-600の場合】
　　　　　　　[機能] + [通信]
　　　　【MI-100の場合】
　　　　　　　[機能] + [ファイル] 

　　９．約３０秒で取り込みが終了し、クリップボードに今の
　　　　画像がコピーされます。

　　　■自動保存が ON の場合

　　　　先に指定したディレクトリの下に、フルカラーBMP
　　　ファイルが作成されているはずです。すぐに受信待ちに
　　　なりますので、次々に取り込みたい場合は手順の８を
　　　繰返してください。

　　　■自動保存が Off の場合

　　　　画像を正常に読み込み終わると【Save】ボタンが使用
　　　可能になります。保存する場合は、このボタンで行って
　　　ください。継続して取込む場合は手順８へ。

　　Ａ．通信を終了する場合は【End】ボタンを押します。
　　Ｂ．本ツールを終了する場合はクローズボタンを押します。

【トラブルシューティング】

　・port open failed と表示され取り込めない

　　　シリアルポートが存在しないか、既に使われています。
　　他にシリアルポートを使うプログラムが動作している時は
　　そちらを止めてから【Start】ボタンを押してください。

　・取り込んだ画像が保存されない

　　　次の事を確認してください。

　　　(1) 自動保存のチェックが外れてはいませんか？
　　　(2) 保存先のディレクトリは正しいですか？
　　　(3) 保存先が書き込み禁止になっていませんか？
　　　(4) 保存先に十分な空きがありますか？

　・画像が乱れる

　　　画像が横に流れるような状態であれば、恐らく処理が
　　追いついていないものと思われます。こちらの環境では
　　486DX2-66MHz, シリアルポート制御の石が UART8250 の
　　環境下で再現しました。本プログラム以外を全て止め、
　　取り込み中は、ウィンドウ操作を行わないようにすれば
　　正常に取り込める可能性があります。

　　　Windows では、パワーマネージメント機能が有効に
　　なっている場合、OSがシリアル通信を邪魔するかたちと
　　なる為、データの取りこぼしが起きる場合があります。
　　これに該当する場合は、パワーマネージメントを無効に
　　してご使用ください。ただし、その場合に時計が遅れる
　　などの不具合が発生する事もありますので必要に応じて
　　設定を変えた方が良いかと思います。アプリケーション
　　側で対処できない為、宜しくお願いします。

　・上記のような現象のあと取込ができなくなった

　　　取込が正常終了すると次の取込ができるようになって
　　いますが、パソコン側が追いつかない場合など、データ
　　欠落が起きた場合、無限に待ちに入ってしまいます。
　　その場合、面倒ですが【End】ボタンを押して通信を終了
　　させた上で再度【Start】ボタンを押してください。

　・表示される画像が汚い

　　　ザウルスの画像を綺麗に表示するには、パソコン側も
　　High Color 以上の表現力が必要となります。256色以下
　　の環境下では、画面とクリップボードへの画像はそれに
　　見合ったものとなります。

　　　但しBMPファイルとして保存された物は、パソコンの
　　表示能力に依存せずフルカラーで記録されてますので、
　　他で利用する場合は、ファイルの方をご利用ください。

【お約束】

　　　本ソフトは正常に動作することを期待して作成されて
　　いますが、まだまだ完成度も低く、何らかのトラブルを
　　起こす可能性もあります。しかし、その場合であっても
　　作者は一切の責務を免れるものとします。御自身の責任
　　においてご使用ください。

　　　本ソフトは、現バージョンではフリーソフトです。
　　配布に関して媒体代、郵送代などの実費以外の対価を
　　要求することはありませんが、将来バージョンアップ
　　した際にシェアウェアソフトとなる可能性はあります。
　　なお、配布の際には、必ず本ドキュメントも含める様
　　お願いします。

　　　本ソフトの著作権は作者が保持していますが、使用
　　ライブラリ類の権利はBorland社に属します。従って、
　　逆アセンブルなどのリバースエンジニアリング行為は
　　固く禁じさせて頂きます。

【取り込んだ画像について】

　　本ソフトは、ザウルスの画面内容をパソコンに取り込む
　ものです。しかしザウルスの画面内容は、シャープ(株)が
　権利を持つ著作物であり、その利用には十分な注意を必要
　とします。個人利用の範疇であれば問題ないと思いますが、
　それを超える範囲においては気をつけましょう。

【あと書き】

　　NIFTYのFENOTE（現在はFPDAJ）で、[機能]＋[通信]　で
　画像データが出力されるという話を聞いたのが始まりでした。
　独自に解析を続けて、ようやく形になったのが1997年の暮れ、
　まだ不明なところもあるものの何とかまとまったと思います(^^ゞ。

【謝辞】

　　数種のマシン上でテストをしてくださった はねださん
　　ポケザウでの動作確認を取って頂いた アレックスさん
　　色変換の不具合を指摘して頂いた Ｌ．Ｆｏｒｃｅさん

　皆さんのおかげで PXHCOPY2 が無事に完成いたしました。
　深く感謝します。