■名称
　　ISPR (ISPR-V3.0/4.0) 出力プラグイン version 0.96 for AviUtl

■機能
　　AviUtl (v0.99i3 以降) 用の出力プラグインとして動作します。
　　AviUtl で対応する動画ファイルから、X680x0用動画規格である
　　ISPR-V3.0/4.0 用のファイルを出力します。

■What's New

　　v0.96: 
　　　　Mercury Unit に対応し、ISPR-V3.0 と ISPR-V4.0 両対応の音声
	出力に対応しました。ISPR のフォーマット仕様上、1フレームに
	含められる音声データは 64kbyte までとなります。

	ISPR-V3.0: ADPCM
		15.625kHz ADPCM

	ISPR-V4.0: 16bit PCM
		16kHz, 22.05kHz, 24kHz, 32kHz,44.1kHz, 48kHz

　　v0.95: 
　　　　設定ダイアログに、ISDファイルへのコメント入力欄を追加。
　　　　エンコード時に、コメントを出力できるようになりました。

　　v0.94:
　　　　v0.93 でデータによって変換後のADPCM音声が乱れるケースが
　　　　ありましたので修正しました。

　　v0.93:
　　　　.mpg 等、音声がリニアPCMでない場合に、ADPCM変換後の音声が
　　　　ブチブチ途切れる問題がありましたので修正しました。
　　
　　　　ADPCM 変換処理を見直し、音質の向上と再生開始時のブチ音問題
　　　　（再生終了時に電圧が中央点に戻ってない事による問題）を修正
　　　　しました。

　　v0.92:
　　　　無音部のある動画を変換した際、映像と音声がずれてしまう問題が
　　　　ありましたので修正しました。

■インストール
　　AviUtl 導入場所の Pluginsフォルダに、ispr_output.auo を
　　置いて、AviUtl を再起動してください。

　　AviUtl.exe 起動後、『その他 > 出力プラグイン情報』にて、
　　本プラグインの登録を確認できます。

■アンインストール
　　AviUtl 導入場所の Pluginsフォルダから ispr_output.auo を
　　削除して、AviUtl を再起動してください。

■使い方
　　画像の大きさやフレームレート設定、インターレースの解除、
　　音量の調整等々は、通常の AviUtl の使い方そのものなので、
　　ここでは割愛します。

　　ISD ファイルを出力する際には、プラグイン出力で ISPR出力を選択。

　　1. 『ファイル > プラグイン出力 > ISPR (ISPR-V3.0/4.0) 出力』を選択
　　2. 『名前を付けて保存』ダイアログ表示
　　3. 『ビデオ圧縮』ボタンにて設定画面『ISPR(ISD)出力の設定』表示

　　このダイアログでは、画面下部に、画像サイズ、フレームレート、
　　再生時間等の情報が表示されます。

　　ファイルの保存場所とファイル名を決定し、『保存』ボタンで変換が
　　始まります。

■詳細設定

　　『名前を付けて保存』ダイアログで、『ビデオ圧縮』ボタンを押すと、
　　『ISPR (ISD) 出力の設定』ダイアログが表示され、設定が可能です。

　　※お薦め設定に、●/■ をつけています。

　　減色処理：
　　　○bit切捨           : 8bitデータの下位3bitを落とし5bitにします
　　　○2x2ディザ         : 2x2パターンのディザを適用します
　　　○4x4ディザ         : 4x4パターンのディザを適用します
　　　●2x2時間軸ディザ   : フレーム毎に異なる2x2ディザを適用します
　　　○時間軸誤差拡散    : フレーム間でピクセル誤差を拡散します（砂嵐度高）
　　　○平面誤差拡散      : フレーム内で誤差拡散を行います

　　ガンマ補正：
　　　1.0                 : 1.0未満で暗く、1より大きい値で明るくなります

　　行間設定：
　　　●自動              : 横128画素以下の際、自動で行間に隙間を空けます
　　　○空けない          : 強制的に行間を詰めます
　　　○空ける            : 強制的い行間を空けたデータを作成します

　　■センタリング（横）  : 画像が画面より小さい時、横方向で中央に配置します
　　■センタリング（縦）  : 画像が画面より小さい時、縦方向で中央に配置します
　　□輝度ビット使用      : X680x0 の輝度bit を使用します（default は不使用）

　　オーディオ　　　　　　: 次から選択可能です。
				ADPCM
				48kHz Stereo
				44.1kHz Stereo
				32kHz Stereo
				24kHz Stereo
				22.05kHz Stereo
				16kHz Stereo

　　ISDファイルコメント   : ISDファイルに付加するコメントを入力してください
　　　　　　　　　　　　　　入力文字列は保存されます。

■更新履歴

　2019.01.19 ver 0.96 16bit PCM 音声に対応。ISPR-V3.0/4.0 両対応化
　2018.01.03 ver 0.95 ISDファイルコメント付加機能を追加
　2011.09.19 ver 0.94 データによって音声が乱れてしまう問題の修正
　2011.09.11 ver 0.93 ADPCM変換処理改良で、音質向上とWAV以外の直接変換が可能に
　2011.09.04 ver 0.92 無音部のある動画の変換時、映像と音声がずれる問題を修正
　2010.04.23 ver 0.91 公開

■著作権/配布条件/その他

　本ソフトウェアはフリーソフトウェアです。
　アーカイブの変更を行わない限り、ご自由に配布、使用ください。

　なお、本ソフトを使用した/しなかったことによる損害に対しては、
　一切の責任を負いかねます。各自の責任においてご利用ください。

  トラップ
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